あらすじ
9人の元に、自分の名前を含む9人の名前が書かれたリストが郵送される。 FBIの捜査官であるジェシカも9人のリストに含まれていた。
リストに含まれた人物が次々に殺害されていく。 ジェシカも調査を進めるが、9人のつながりがなかなか掴めないでいた。
次は誰が狙われ、犯人の目的は何なのか?
感想
話のテンポが良かった。9人のそれぞれの視点が切り替わり少しづつ物語が進むため、全体像は把握しやすい。 ただし、さまざまな人物が入れ替わり立ち替わり現れるので名前が覚えづらいタイプの人は読みづらいはず。自分がそうだった。 何度も登場人物のページに行ったり来たりして読み返した。
ただ、視点の切り替わりのテンポが良く、何か問題が起きたり、何か発覚したりと 最後までダレることなく読み進められた。
タイトルがわかりやすいため、はじめから何を楽しめば良いかわかりやすかった。 本書は「そして誰もいなくなった」がモチーフであることから、一人づつ殺されていくんだろうなとか 犯人は9人の中にいるんだろう、いやそれを裏切ってくるのか?のようなわかりやすい想定を持ちながら読み進められる。
登場人物が減っていく物語では、大抵そうだが、はじめは人が多く把握しきれないが、 人が減ってくると各人の人間性や関係性なども見えてくるため、読み進めるに連れて感情移入が進むのは良い点。
犯人の動機やオチはドンデン返し的なものはない。 ただ、プロローグは割と好みだった。