2021-12-05
あらすじ
「ジュリーフィッシュは凍らない」のシリーズの3作目。
SG社の社長であり、不動産王のヒューは、迷彩効果を持つような特殊なガラスを作り、売り出すため、 とある大学と共同研究を進めていた。
研究者の1人チャックは、ヒューの娘であるローナと恋人関係にあった。 ローナはとあることで落ち込むチャックを励ますため、 父親が違法に集めた絶滅危惧種などを飼育しているSG社のとあるフロアへ、チャックを連れていく。 そこでチャックはグラスバードと呼ばれる生物を見て、美しさに魅了される。
ある日、ヒューは共同研究数名を集めSG社のビルでパーティを開催した。 その後、一同は見知らぬ施設で目を覚ます。
一方、時間は進み、SG社のビルで爆発事件が起きる。 SG社の違法な生物を調べるためにビルにおとずれていた、漣とマリアは爆発に巻き込まれてしまう。
ヒューや研究者達はどうなってしまったのか、漣とマリアはビルの爆発から逃れることはできるのか….
感想
2つの時間軸で進む物語構成は今回も面白かった。 前半でなかなか事件が起きず、最後にまとめて明らかになるので、テンポはよくなかったかなぁ..
研究者達の巻き込まれた事件のトリックは面白かった。 主要人物や犯人に対しての心理描写が少なかったのかイマイチ入り込めなかった グラスバードの題材は面白かったけど、、という感じ。
シリーズものになると、これまでの登場人物とかに焦点が当たりがちで、 肝心のストーリーはイマイチになるって傾向あるのかな。